過敏性腸症候群

Irritable bowel syndrome 過敏性腸症候群

過敏性腸症候群チェックをしてみましょう

  • 1.長期間(数週間)お腹の不調が続いている、もしくは痛みがある
  • 2.下痢や便秘が続いている
  • 3.長い間、便の形が悪い
  • 4.排便をすると痛みが一時的に和らぐ
  • 5.排便の回数が不規則である
  • 6.排便しても残便感がある
  • 7.便秘が続き、便が出てもコロコロとした便しか出ない
  • 8.便に血が混ざる
  • 9.体重が減少
  • 10.夜中にお腹が痛くなり目が覚めることがある

上記1~7の症状が該当する場合は、過敏性腸症候群(Irritable Bowel Syndrome:IBS)の可能性が疑われます。また、8〜10までの症状も該当する場合は、症状が重篤化している恐れがあります。いずれの場合は、できるだけ早期に当院までご相談ください。

腹痛(左下腹部の痛み)なら過敏性腸症候群かもしれません

腹痛(左下腹部の痛み)なら過敏性腸症候群かもしれません

過敏性腸症候群の主な症状は、腹痛や腹部不快感、便通異常などになります。腹痛は左下腹部に現れる場合が最も多いですが、部位が一定しないこともあります。 腹痛は、発作的に起こる疝痛(さし込むような痛み)か持続的な鈍痛のどちらかで、便意を伴って発することが多く、排便後に一時的に改善する傾向があります。 また、一般的に食事によって症状が誘発されることが多く、睡眠中は症状が出ないという特徴があります。

過敏性腸症候群とは

過敏性腸症候群IBS(Irritable Bowel Syndrome)とは、腸にポリープや炎症などの疾患が確認されないにもかかわらず、慢性的に腹痛を伴う下痢や便秘などが続く状態の疾患です。排便すると痛みが軽減されるという特徴があります。
主な原因は、過度なストレスによって自律神経が乱れ、腸の蠕動運動のはたらきが低下することで発症すると考えられています。

過敏性腸症候群の原因はストレス?

過敏性腸症候群の原因はストレス?

過敏性腸症候群の主な原因は、過度なストレスが関係していると考えられています。腸は摂取した食物を便として排出するはたらきがあり、脳は腸の動きを適切にコントロールするはたらきを担っています。このように、腸と脳には相互作用があり、脳が強いストレスを感じると、腸の蠕動運動にも異常が生じ、下痢や便秘などを引き起こします。
ストレスは、過労や睡眠不足、不規則な食事や睡眠など様々な要因によって蓄積されます。これらによって腸の蠕動運動が活発になって下痢を起こしたり、蠕動運動が鈍化して便秘を起こしたりします。 この他では、内臓知覚過敏や食物アレルギー、腸管炎症なども原因として考えられています。

過敏性腸症候群の治療

過敏性腸症候群の治療は、生活習慣の改善と薬物療法があります。

生活習慣の改善

生活習慣の改善

診察では、睡眠不足や過度な疲労、ストレスなど過敏性腸症候群の原因となる要因の有無を確認し、改善方法をお伝えします。このほかにも、過度な飲酒週間や香辛料などの刺激物の摂取についても症状を悪化させる恐れがありますので、注意が必要です。

薬物療法

患者様の症状に応じて、腸の働きを調整する薬や便の硬さを調整する薬、また腸内細菌叢を整える薬などを処方します。

過敏性腸症候群の薬

過敏性腸症候群の薬

過敏性腸症候群の治療に使用される薬は、イリボーやコロネルなどの複数の種類があります。治療では、まず2週間程度使用し、患者様の効果を確認しながら最適な薬を特定していきます。また、薬の種類によって服用方法が異なるため、1日3回の服用が負担になる場合は1日1回服用のものを処方するなど、患者様の生活週間に合わせて最適なものを検討していきます。

過敏性腸症候群は病院に行くべき?

過敏性腸症候群が疑われる症状が現れたら、まずは消化器内科を受診することをお勧めします。消化器内科では、検査によって過敏性腸症候群のほか、がんなど他の疾患の可能性の有無も判断します。主な検査としては、血液検査、尿・便検査を行い、炎症や貧血などの可能性が見られた場合は、大腸カメラ検査などを行います。また、状態によっては腹部CT検査や腹部の超音波検査を行うこともあります。CT検査などが必要な場合には、必要に応じて連携する医療機関を紹介いたします。
なお、これらの検査によって特に異常が見られなかった場合に、過敏性腸症候群を発症している可能性が高いとされます。

下痢と便秘を繰り返すならご相談ください

下痢と便秘を繰り返すならご相談ください

検査等で腸に異常が見つからないにもかかわらず、腹痛を伴う便秘・下痢などの症状が続く状態の疾患を過敏性腸症候群と言います。便通の異常を訴えて受診される患者様のうち、約2~3割がこの過敏性腸症候群と診断されます。特に、神経質傾向な方、ものごとを真面目に考えすぎる方などに起こりやすい傾向があります。普段から仕事や学校時に調子が悪くなりやすく、長期に静養すると改善する場合は過敏性腸症候群を発症している可能性があります。
ただし、下痢と便秘が繰り返される場合は、過敏性腸症候群のほかにも潰瘍性の腸炎、大腸ポリープ、大腸がん、クローン病、すい炎、肝臓がんなども考えられます。また、下痢のみが続いている場合は、それが感染性のものなのか、非感染性のものなのかを判断し、適切な治療を行う必要があります。

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